母への贈り物
あーそういえば、
昨日は母の日だった。。
思い出したのは夕方(ひどい 笑)、
何気なく電話だけ入れる事に。
発信を押して数回のコール音。
「・・・(出ないし)。」
もう寝たのかな、と思いつつ発信終了。
そういえば、前回会ったのはいつだっけ・・・
って考えることもなく、つい10日ほど前。
実家とはいえ1時間足らず。
もより駅から電車3駅、始発駅のバスに揺られて数10分。
20分に1本ほどのバス、最後方の座席でのんびりと。
1年で帰省は3~4回。
年明け、ゴールデンウイーク、盆とプラスアルファ。
ここまで近いと、実家遠方の人がちょっと羨ましい。
北海道とか・・・九州とか。
旅行気分?でいけるし!!
・・・
到着はいつも昼過ぎ。
ぇ? 早起き苦手だし。。
お昼をいただき、夕方帰宅するのがいつもの流れ。
バス停で降りたら路地を10分程クネクネ。
6歳の息子はようやく実家への道を覚えたみたい。
妻はまだ覚えたか怪しい・・・笑
玄関前にたどり着くと、さっそく台所からいい匂い。
朝からお腹はペコペコです。
高齢で歩くのも大変な母。
いつもは週1、ヘルパーさんが買い出し。
それでも、訪問日は母が自ら近所のスーパーに行くみたい。
無茶しやがって。。。
チャイムを鳴らし、反応またずにお邪魔します。
テーブルには食べきれない品々がお待ちかね。
「久しぶりー」を交わす間もなくいただきます。
大好きなテールスープにありつける時は幸せ!!
いや、ほんと幸せ。
ニラを入れてピリッとさせて、スープにご飯をぶっかけて。
骨からスッと落ちる肉。
「ぁーちょっと骨入れる器どこー。」
後は大きいスプーンでガツガツと。
人参、大根、程よくとろけてイイ感じ。
スープのしみ込んだ白米がまた美味しい。
いくらでもお代わり出来るかもしれない。
枝豆は息子大好き!!
彼にとっては主食です。
最近ようやく自分で豆を取り出すようになったので、ラクチン。
ぁ、この漬物なつかしい!!
ポリポリポリ・・・
ちくわにマヨネーズって合うよねー。
イチゴいきなり出てるし!!
どのタイミングで食べんの!!
(牛乳に入れてつぶして食べるのいいよねー)
豚肉好きー。
塩つけて食べるのがマイブーム。
そういえば、サラダ巻きあったんだ。。食べきれない。
妻、後は頼んだ!!
ぉお、もう一つ炊飯器あった。
開けると炊き立ての赤飯がこんもり。
(そんな好きじゃないのに・・・)
無理無理っす。。持ち帰るね!
飲み物探しに冷蔵庫を開けると、
一口大のフルーツ!!
フルーツは別腹、みんな大好き。
前年の種ありブドウは食べづらかったけど、
見事に今年のメロンは食べやすい。
・・・
・・・
・・・
ふぅと食欲満たされて、ちょっと一息。
部屋の壁に増えている息子の写真入り年賀状。
大切に飾ってくれてて、送る方もなんか嬉しい。
0歳の頃の「どこの社長やねん!!」ばりのホクホク顔はいつみても面白い。
息子もちょっと照れてるし。
「新しい写真送ってー」といいますが、
スマホにしないと容量限界です・・・
枝豆で満腹になった息子とじゃれる母。
最近息子のタックル、威力が増したのでちょっと心配。
・・・
と、そんなこんなで和やかに過ごせるようになったのは、
結婚して、息子が生まれてからかもしれません。
それまでは
「生きるのが最大の親孝行」
って勝手に思っていました。
だから、そんなに感謝はしていません。
感謝を伝えるのも苦手でしたし。
『親の気持ち子知らず』
とはほんと的確な格言です。
実際に体験しないと、自分ごとで無いと
リアリティーがイマイチ湧きません。
子育てってこんなに大変。。。
って事が今になったら可笑しいほどよく分かります。
夜泣きとかあるたびにパニクリました。
変な言葉づかい、どうしようかと考え中です。
戦いごっこ、本気で負けそうになってきました。
我が家は自分が小学校半ばでギャンブル好きの父と離婚。
1人で3人の子供を養った逞しい母。
出されたご飯に文句言ったり、
「うるさいっ!!」と反抗期に乗ってどなってみたり、
わざと出来っこない困らすことを言ったり、
他の家の広さと比較して見たり、
あぁ すみませんでした OTL
妻との初顔合わせ、ただ一言「よろしくね、ありがとう」と軽い母。
息子の選択にそんなに自信あるんですね 笑
そんな母がつぶやいていた事は一つ。
『行動しなきゃ、何も変わらないよ。』
身をもって見せてくれた母。
当時小学生だった自分はあんまりピンと
来ていなかったかもしれません。
今ならその言葉の意味がよくわかります。
おかげさまで好きな道を自分で選んで、自分の人生を歩んでいます。
と、しみじみ思っていると・・・
母からの着信。
「お風呂入っていたー。」
うむ、まだまだ元気だ。
来年は、母の日に良いこと出来るように頑張ります。
(結局なんにも贈ってないし!!)
ぁ、感謝の言葉も伝えてないや。