【学習における6つのステージ】ステージ6:振り返ります。

以前ご紹介しました、【コリン・ローズの加速学習法―「学び方」のまなびかた】より得た内容を引き続きのご紹介。

↓↓↓以前の投稿はこちら
得意なことの見つけ方?! 7つのインテリジェンス!!(多重知能理論)

学習における6つのステージとは??

確実に成果の上がる学習の条件をまとめてモデル化したもの。

前回までのおさらい

ステージ1では最適な心の状態になることが大切。

ステージ2では情報を自分にフィットした形で入手。

ステージ3では突っこんで学びます。

ステージ4では要点を頭に入れます。

ステージ5では人前でやってみせます。

ここまでを要約しますと、

1.効率の良い学習を行うにはまず心構えが大切!
2.自分の得意な学習スタイルに沿い、学ぶことが大切!

3.全体図から細部を学び、何より楽しんで学ぶこと!
4.関連付け、思い出すための鍵を見つけよう!

5.失敗を恐れず、教える機会をもとう!

と言った内容でした。

いよいよ最終!! ステージ6をご説明いたします。

学習における6つのステージ:ステージ6

【学習における6つのステージ】全体像はこちら。

learning_stage_02

(赤い四角で囲っている部分が今回のステージ6!! もうあなたはこの図を覚えてしまいました。)

【学習における6つのステージ】

ステージ6: 振り返ります。

一段落ついた時に振り返る時間をもつことは常に必要です。

あまりうまくいかなかったこと、うまくいったことを振り返り、次回の改善点を明確にします。

常にこのように心がけ、「自己進捗プラン」を活用することによって自己誘導型の学習を開始します。

(引用: コリン・ローズ著 , 森 眞由美 編・訳(1996), コリン・ローズの加速学習法 ―「学び方」のまなびかた, PHP研究所, P117より)

・一段落ついた時に振り返る時間をもち、次回の改善点を明確に。
・自己誘導型の学習を開始します。

・一段落ついた時に振り返る時間をもち、次回の改善点を明確に。

ですよね。
凄く、大切な事です。

とはいえ。

振り返ることは大切だと、頭では理解していても・・・
実際にはなかなか出来ていません・・・
と、なる事も多いのではないでしょうか。

ものすごくわかります。

たとえば。。。
『挨拶は大切です』『感謝は大切です』といった言葉。
生まれてから今までの間、両手では到底数えきれないほど教わったかもしれません。

ではそれが常に出来ているか、となるとそう簡単にはいきませんよね。

・なぜ大切なのか。
・どうして必要なのか。

納得して腑に落ちない限り、なかなか思うように行動には移せないものです。

では、振り返ることはなぜ大切??
ここでは、次回の改善点を明確にするためとあります。

ではでは、改善点が明確になるということはどういう事??

それはつまり、

やるべきことが明確になる。

ということでもあります。

反対に、やるべきことが曖昧なままでは??

(このまま進んでいいのかな・・・)
(これで本当にいいのかな・・・)
と、漠然とした不安がよぎるかもしれません。

つまり、
次の改善点がはっきりと見えない状況では、思い切って進みづらいのではないでしょうか?!

たとえば。。。
唐突ではありますが、真っ暗なトンネルの中にいると想像してみてください。

えっ?!

はい、あなたは真っ暗なトンネルの中にいます。

数百メートル先にトンネルの出口なのか、僅かに光がもれて見えます。

手の中にはうっすらとした明かりを灯す、懐中電灯が一つ。
残念なことに、スマートフォンはどこにも見当たりません。

「・・・誰かいませんか??」
恐るおそる声を上げても反応はありません。

ときおりチューチューと、背後からネズミの気配を感じます。
ぴちょんっっと、天井から雨の雫なのか、肩に冷たい感触があたります。

落ち着くためにふっーっと深い息を吐きますが、
肺に吸い込んだ空気は苦く、とっさにゲホゲホッと吐き出します。

バサバサバサッと、何かの羽ばたく音に思わず身体を丸めます。

一刻もはやくここから逃げ出したい!!

仕方なく、あなたは出口を目指して歩き出します。

頼りになるのは、手元からの弱々しい光。
ほんの数メートル、足元をほんのり照らすのが精いっぱいです。
(海外の怖い映画でありそうなシチュエーションという事で!!)

ときおり生暖かい風が通り過ぎていきます。

あなたは慎重に、ソロリソロリと片足ずつ前に出して進みます。
水で湿った地面は柔らかく、足を乗せると所々ぐにゃっと沈みます。

一歩一歩、辺りに気をつかい進みます。

下手にダッシュしようものなら、何を踏んでしまうかわかりません。

お腹に力を入れて大声で叫んだところで、やまびこのように響いていきます。
不安な気持ちに包まれながらも、あなたは前に進むしかありません。

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

と、そんな時!!
トンネルの明かりが一斉にパァ~ッ!!とついたらどうでしょう。

突然の眩しさに一瞬目が眩みながらも、

(助かったぁ~!!)
っと、一目散に出口に駆けだすのでは無いでしょうか。

つまり!!
何が言いたかったかと言いますと、
改善点を明確にする事が何故大切なのか、というお話でした。

それは先が見えないほど進みづらく、

見通しが明るいほど、ハッキリと次の行動ができる。

と、いう事です。

ハッキリと次の行動ができるということは、「迷いがない」とも言い換える事が出来ます。

そもそも改善点が無い方が良いのでは?!
といった疑問も出て来るかも知れません。

わざわざ見つけなくても・・・
といった考え方もよくわかります。

が!!
改善点は裏返せば成長の余地と捉える事も出来ます。
成長の余地が無いと考えますと・・・

(余命宣告ではありませんが、それはそれで恐ろしいことかもしれません。)

あるに越したことは無いですよね。

さらに、
一段落ついた時に、というのもポイントかもしれません。

たとえすぐには見つからなかったとしても、
時間を置くことで冷静な、客観的な判断が出来るようになります。

『勢い』と『冷静さ』。
どちらの要素も、バランスよく大切ですね。

・自己誘導型の学習を開始します。

自己誘導型の学習、本人が興味をもって、積極的に学習に取り組むようになること。
こうなることが、学びごとの理想かもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか!!

学習における6つのステージを、全6回に分けてお届けしてまいりました。

最初からお読みいただいたそこのあなたっ!!
大変おつかれさまでした。

パチパチパチパチ。

最後に、学習における6つのステージをまとめて振り返ります。

学習における6つのステージ

ステージ1:最適な心の状態になります。

学習環境は、恐れやストレスの無いものにします。
学習者は何歳であっても、自分の学習能力が非常にしっかりしたものであることに気づきます。自己イメージを高める事から始めます。

学習者は、その学習課題を行うことが自分にとってどのような利益となるかを知るべきです。内的な動機付けは、集中力やより深い学習に繋がります。

雑念や心配事を一時透け置く手段を講じます。
学習が上手くいくことをイメージ化します。

ステージ2:情報を自分にフィットした形で入手します。

学習者は、自分の感覚的な適性に合った形で情報を探り入れます。
新しい情報は特に覚えやすくするために、その情報の提示スタイルに手を加えます。

ステージ3:突っこんで学びます。

全体像をつかみ、それから細部へ移行します。「7つのインテリジェンス」をより多く使い、様々なアクティビティを通じてその課題をさらに追及します。

これらのアクティビティは確実にポジティブな感情を引き起こすものとします(長期記憶化するために)。

つまり、楽しんで学ぶことです。


ステージ4:要点を頭に入れます。

学んだこと全体を思い出す鍵となるような重要項目を、要領よく頭に入れます。コンサート・リーディングその他色々な方法が考えられます。


ステージ5:人前でやってみせます。

学習者は、自分の得た知識や技術を人前でやってみる機会が必要です。
こうすることによって自分が既に何を習得し、何をまだ習得していないかがはっきりします。

そしてまた練習し、現場でどんどん活用します。

誤りや失敗は、そのやり方を再考する必要がある事を示す有益な手引きでもあり、フィードバックです。

恐れや否定的な気持ちを起こす必要はありません。


ステージ6: 振り返ります。

一段落ついた時に振り返る時間をもつことは常に必要です。

あまりうまくいかなかったこと、うまくいったことを振り返り、次回の改善点を明確にします。

常にこのように心がけ、「自己進捗プラン」を活用することによって自己誘導型の学習を開始します。

(引用: コリン・ローズ著 , 森 眞由美 編・訳(1996), コリン・ローズの加速学習法 ―「学び方」のまなびかた, PHP研究所, P115~117より)

この学習の仕組みは、この先色んなところで応用できる内容です。

反対に、今うまく行ってない学びがありましたら、
何が不足しているかをステップに沿って確認してみるのもよいかもしれません。

学習。
と言いますと勉強や学校の授業!!
といったイメージに囚われてしまいそうですが、
生活する上での活動はすべて学習ともいえます。

自分も書きまとめながら、足りないところ、気づきがたくさんありました。
あなたにも新しい視点が見つかるかもしれません。

さて、本当に最後となりますがここでひとつ問題をだします。

この6つのステージの中で、一番大切なステージを上げるとしたらどのステージでしょう??
ちょっと一緒に考えてみて下さい。

6つのステージの内、一番大切なのはどのステージ??

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

はい、そこまでっ!!

どのステージか浮かびましたでしょうか。
また、それはどうしてそう思ったのでしょうか。

ここからは先はあくまで、私自身の回答になります。
ですので、もしあなたの回答と異なりましても、参考程度にお聞きください。

一番大切なのは、最初のステージ1。
一つ選ぶとしたら迷わずそう答えます。

ステージ1:最適な心の状態になります。

素直に、純粋に。
学びを楽しみ、楽しめる状態。

この状態になりましたら、正直後はそんなに難しい事ではありません。
それだけこのステージ1が難しい、とも言えます。

「その先が知りたい!!」と思う事は、とても立派で大きな動機!!
ただ、時間を重ねるごとに、好奇心は薄れてしまうものなのかもしれません。

幼い頃って、色んなことに夢中になっていたのでは無いでしょうか。

何をやっても最近つまんないなぁ・・・
とふとした瞬間に感じる時は!!

一旦「知っている」ことを手放すのも良いかもしれません。
そうすることで、「知っている」事にも新たな意味が加わってきます。

新たな発見、気づきの先には新鮮さが芽生えます。
そうなると、自然と興味も湧いてくるもんです。

何事も、
「好きこそものの上手なれ」
に尽きるかもしれませんね。

以上、ご閲覧ありがとうございました^^